憎悪の連鎖に日本が巻き込まれないように

 

 今年に入ってから、フランスの風刺週刊誌「シャルリ・エブド」襲撃事件、二人の日本人人質殺害事件、そしてチュニジアの博物館で起きた外国人襲撃事件とテロ事件が相次いでいて、心穏やかでいられません。

 日本人の被害はなかったシャルリ・エブド事件。テロ行為はもちろん許されるものではなく、強く抗議をすべきだと思いますが、シャルリ・エブドに掲載されていた風刺画はイスラム教徒に対する憎悪に充ちていて、見るに堪えないものだったという声があります。その現物は『イスラム・ヘイトか、風刺か』(第三書館編集部編)で見ることができますが、現物を見るかぎりこれは明らかにヘイトであり、いくら表現の自由だと言っても、こうした人種差別、宗教差別は許されないでしょうね。そして招いた結果がこの事件だったわけで、過激派だけでなく一般のイスラム教徒の人たちをも敵にまわすことになってしまいました。


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大きな木の根っこを育てるのが絵本

 

 先日、岐阜市内のある幼稚園で、この春に入園する子どもたちの親子教室にお邪魔してミニ絵本ライブをさせてもらいました。僕が登場する前に、まず園長先生のお話。みなさん、杉山さんは「おおきな木」という名前の絵本屋さんをされている方です。「おおきな木」っていい名前ですね。皆さんも大きな木に育ってほしいと思いますが、大きな木に育つためには大きな根っこがなくてはいけません。子育て中の親御さんは、お子さんの目に見える部分が気になるでしょうが、ほんとうはこの目に見えない根っこの部分が大事なんですよ。 この根っこを育てるのが絵本です。


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自由にしていいよと言われても...

 

 「どうぞ自由に絵を描いてください」と言われて描ける人はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。仕上がりの出来など気にしない小さな子どもなら苦もなく自分のワールドで描き始めるかも知れませんが、ちょっと気にし始めるお年頃になると考えすぎてなかなか描けなくなってしまうことが往々にしてあるものです。


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結果は自民党の圧勝だったけれど...

 

 なんと戦後最低だったとは…。この前の衆議院議員選挙の投票率。そもそも意味不明の「ドッチラケ解散」でしたから「ドッチラケ選挙」になってしまったんでしょうね。「消費税の値上げを延期してもいいですか」とか「アベノミクスを続けてもいいですか」とか、何で今、何百億円も使って国民に問う必要があったんでしょう。独裁政権の横暴というか選挙の私物化というか…。歴代内閣が憲法違反だと解釈してきた集団的自衛権行使の容認は国会に諮ることもなく、閣議で勝手に決めているのに…。ご都合主義もここまで来ると馬鹿馬鹿しくなってきます。


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長良川に橋を架けた子どもたち

長良川に橋を架けた子どもたち

 おおきな木を始めて20年。いろんなことをやってきましたが、いいか悪いかは別として、そもそも本屋だけで勝負しようとは思ってはいませんでした。それまで子どもの英語教室を全国展開する会社にいましたから、言語表現に対する関心を持っていましたし、そこではキャンプなどの野外活動も活発で、自分の性癖からしても自然の中で遊ぶのが大好きでした。そんなことから、新しく始める活動を「ことば」と「自然」という二つを切り口にしようと構想を練っていたんですね。子どもが心豊かに育つためには何が必要か。いろいろあるかも知れませんが、大事なのは「ことばの力」と「自然の力」なんじゃないだろうかと。そして、オープンと同時にスタートしたのが「ことば塾」と「野外塾」。どちらも、大人の価値観を押しつけるのではなく、あくまでも子どもが主人公となるような自由な場にしたいという強い思いがありました。


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来年こそ、憲法第九条にノーベル平和賞を

来年こそ、憲法第九条にノーベル平和賞を

 10月10日、2014年度ノーベル平和賞の発表がありました。選ばれたのはパキスタン人のマララ・ユスフザイさんと、インド人のカイラシュ・サティアティ氏。マララさんはご存じのように、タリバンによるテロや暴力に屈することなく非暴力で女性が教育を受ける権利を訴え続けてきた17歳の少女です。そしてサティアティ氏は、児童労働の撲滅やすべての児童に教育を受ける権利があることを訴え、さまざまな活動をして来られた方です。言うなれば、どちらも差別を受け弱い立場におかれている人たちの人権を訴えてきた行動に対する平和賞ということになるかと思います。


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行ってきました、あこがれの地「霊山立山」

行ってきました、あこがれの地「霊山立山」

 先日、富山市などで「絵本ランド」というイベントがあり、それに出演してきました。午前はファボーレ富山というショッピングモールで、午後は射水市大島絵本館でと、一日2回公演です。大勢来てくれるといいなあと思って会場に向かいましたが、午前は10組程度、午後は200人の会場に30~40人といったところでした。やはり知名度がないんでしょうね。でも、他に有名タレントの出演もあったんですが、大して変わらなかったんで、まあ、こんなもんでしょと開き直って、夜は富山市内の居酒屋巡りをしに戻ったのであります。


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"Gifu Lovers" 「岐阜人」を語る

 僕がやっている仕事は、言ってみればサービス業で、みんなが休んでいるときが忙しい。というわけで夏休みはいろいろとイベントをやったり、野外塾のキャンプがいくつかあったりで、バタバタしているうちにあっという間に終わってしまいます。そんな最中、『岐阜本』(エイ出版社)という雑誌の取材に協力をすることになり、忙しいけれど楽しい仕事が増えました。


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今、歌い継いでいきたい反戦歌の名曲

 

 先日、岐阜市内のあるレストランで、ランチタイムコンサートをさせていただきました。普段やっている絵本ライブではありません。大人向きのギター弾き語りライブです。先月もさせていただいて、その時はほとんど自分のオリジナル曲で固めたのですが、今回は昔よく歌っていたアメリカのフォークソングを英語で歌ってみました。僕が高校生、大学生のころですから、40年以上も前の歌ということになります。


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公の場で飛び交う人権意識を欠いた言葉

 

  東京都議会で、35歳のみんなの党女性都議が、51歳の男性自民党都議からセクハラ野次を飛ばされるという事件がありました。この自民党都議は女性蔑視のヤジを飛ばしたことを認め、記者会見場で直接謝罪をしましたが、女性都議によれば、ヤジを飛ばしたのはひとりではなく他にもいたとのこと。その真偽はともかくとして、人権意識が進んでいると思われる日本においても、まだまだ差別意識がどこかに根深く残っているというのも厳然とした事実で残念なことです。


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