ことばあそびのススメ あきやまただしさんの絵本から
今年の夏休みイベントで、あきやまただしさんがまたおおきな木に来てくれることになりました。当店のイベントでは2年ぶり、3回目の登場です。
あきやまさんといえば、今、NHK教育テレビでやっている『はなかっぱ』(メディアファクトリー)の原作者。数年前にやっていた『パンツぱんくろう』やCBCテレビのキャラクター「ころんちゃん」の作者でもあります。
絵本作家にもいろんなタイプの方があるのは当然ですが、子どもを意識して作っている方とそうでない人がいるとすれば、あきやまさんはつねに子どものウケを狙っているなというタイプではないかと思います。
あきやまさんが作る絵本のキャラクターは意外なものの組み合わせというパターンが多くあります。ひまわりとワニで「ひまわに」とか、まめと牛で「まめうし」、海とキリンで「うみキリン」、花とかっぱで「はなかっぱ」という具合です。これとこれをくっつけたらどうなるかなー??おもしろいかも??みたいなことを考えながら、あきやまさんはいつも町を歩いているのでは…、というのは僕の勝手な想像ですが。
そして、あきやまさんの絵本でおもしろいのがことばあそびの絵本。僕も時々絵本ライブで披露していますが、たぶん一番人気があるのは、『へんしんトンネル』(金の星社)。このトンネルをくぐると、何でもかんでも変身してしまうというトンネルです。まず、かっぱが、「かっぱかっぱかっぱ……」とつぶやきながらこのトンネルをくぐります。すると、なぜか馬になって出てきました。さて、このからくりわかりますか? あなたも、「かっぱかっぱ…」とずっと唱えてみて下さい。すると、「ぱかっ、ぱかっ、ぱかっ」という言葉に変わってしまいませんか。次にやってきたのは時計。「とけいとけいとけい……」とまた唱えていくと、さて、何に変身しますか? おわかりですね。こんなふうに何度も唱えると違う言葉に変身する言葉をいろいろ集めたのがこの「へんしんシリーズ」で、現在9冊出ています。
ちなみにこの絵本には「使用上の注意」が書いてありまして、「この絵本を楽しむにはちょっとした技が必要です」とあります。大きなお世話のような感じもしますが、中にはなかなか変身できない人もいるようですから、参考にしてみて下さい。
そして、『まめうしくんとあいうえお』(PHP研究所)で始まった「まめうしくんの”おおきなこえで”シリーズ」も子どもたちに大ウケのことばあそび絵本。まめうしくんといっしょに、いろんな気持ちで「あいうえお」を言ってみようという絵本です。あくびの「あ〜」、頭に石が当たって「いっ!」、うなって「うー」、……。「かきくけこ」はみんなおこった声でとか、「たちつてと」ではヒーローになってみようといった調子。『まめうしくんとこにちは』は、いろんな気持ちであいさつをしてみようという絵本ですが、このシリーズはどれも、ことばあそびというより、表現遊びと言った方がいいような絵本です。
大きな声を出すのは気持ちがいいし、いろんな気持ちになりきって遊ぶのは表現する楽しさを味わえます。幼稚園や小学校でl読み聞かせをされている方などは、レパートリーにぜひ加えていただいたらどうでしょう。子どもたちといっしょに遊んでいるうちに、自分自身の表現力もどんどん磨かれていくこと間違いなしです。
おおきな木 杉山三四郎











コメント
コメントをいただき、ありがとうございます。
絵本を声を出して読むというのは気持ちがいいですね。聴いている子どもたちにうけなかったりするとちょっと沈みますが。
言葉は、「声」という身体が発する音のひとつ。ですから声を出して読むというのは、身体全体で表現することにつながっています。
さて、8月15日には今や人気絶頂のあきやまさんがやってきます。どうぞご期待下さい。
大きな声で絵本を読む。いいですねぇ。
これって体全体を使って伝えることに通じていますね。
同じ日本語同士なのになかなか気持ちが伝わらないって話、よく聞きますが、
子どものころに戻って体を使って大きな声で伝えてみる・・いいですねぇ。
まずは大好きな絵本を大きな声で読んでみます。
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