エコブーム どんどん増える エコバッグ
明けましておめでとうございます。またまたあっという間に一年が過ぎてお正月を迎えてしまいました。
先月の「つうしん」で、「エコブーム どんどん増える エコバッグ」という川柳を詠んでみたのですが、みなさんは「エコバッグ」といわれている袋をいくつお持ちですか? おそらく一つや二つではないと思います。何かのおまけにも付いてきたりして、どんどん増えていませんか。
僕のこの川柳を読んで、こんな川柳を送っていただいた方がありました。「エコ唱え エゴは唱えぬ エゴイズム」。「エコ」といえば何でも地球にいいことのように思えて物が売れる。ブームを巻き起こして商品を売るというのが、今の経済の常套手段のようになってますよね。ブームが起こること自体は別に悪いことでもないのですが、十分な科学的根拠もないのに危機感をあおって売りつけようとしているものがやたらあるので、消費者は本当に気をつけなくてはいけません。
さて、エコが叫ばれ、レジ袋が激減した昨今ですが、みなさんはどう思われますか? レジ袋ってほんとうに地球によくないんでしょうか。レジ袋があったころ、わが家では、買い物の中身を出した後ストックしてゴミ袋にしたり、キャンプの荷物をまとめたり、汚れ物を入れたりと再利用をしていましたが、たぶんこれは誰でもしていたことじゃないでしょうか。でも、レジ袋がなくなると、ゴミ袋は買わなければならない。すると、レジ袋より多くの石油を消費するポリ袋やエコバッグがどんどん作られるわけですよね。どう考えてもレジ袋の方がエコだと思うのですが。
でも、今スーパーやドラッグストアなどでは「地球を守るためにご協力下さい」と言ってレジ袋を廃止しているところがほとんど。「地球に優しい」と言われるといかにもいいことをやっているように思えますから、誰も文句を言えませんからね。レジ袋を廃止して儲けたのは誰か? 言うまでもありませんね。今まで無料で提供していた大量のレジ袋を減らすことができ、おまけに原価1円ぐらいのレジ袋が5円で売れる。そして、エコバッグの売上も伸ばせたんですから。
最近、『疑似科学入門』(池内了著/岩波新書)という本を読みました。いかにも科学的に証明されているように見せかけて売るためのウソの科学用語が氾濫していることに警告を発しているのですが、地球温暖化というのも「複雑系の」科学で、いろんな要素がからまっていて、CO2の増加と温暖化の因果関係は簡単に断定できるものではないと言っています。ですが、世の中のムードがそのようになっていると、我々のような一般人はそれに流されていくしかないんですね。
また、この疑似科学用語はひとつ当たるとブームを巻き起こすので要注意です。エコブームもそうですが、健康ブームもそうですね。体にいいと言われると弱いですからね。ついついいろんな健康食品や健康器具、そしてダイエット法などに振り回されてしまいます。たとえば、「オーガニック」と言われると何でも言いように思えてしまったりしませんか。この本によると、他にもマイナスイオン、アルカリイオン、ホメオパシーなどなど、科学的根拠のない疑似科学なんだそうな。
でもね、科学だけで割り切って生きてはいけないのも人間なんですね。そこが人間の弱さであると同時に強さでもあるわけで、宗教や物語を土台に生き延びてきたという歴史もまた事実なのですが…。
おおきな木 杉山三四郎











コメント
あけましておめでとうございます。
三四郎さん、わかりやすい説明ありがとうございました。
エコにしろ健康・美容・グルメ・ファッションにしろ、そのほとんどが「ブーム商法(心理商法?)」と言えるようなところが少なからずありますよね。納得です。
そこで新年の初川柳を一句謹呈させてください。
《 気まぐれという名の不安 消費する 》
9日の餅つき大会、楽しみにしています。
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